1年半、ざっくりとした生活

 はっきり言わせてもらおう。笑いたい人はどうぞ笑ってくれていいし馬鹿にしたい奴は勝手にしてくれ。

 

 当時はサッカー選手としてお金を稼ぎ海外で生活したいと思っていた。もともと海外に住みたい、という意識は強くヨーロッパへの憧れ、かっこいい選手達、ゴールを決めた時の選手、観客、監督、スタッフのガチの悦び、僕もあんなに感情を爆発させてアンセムを聞いてあのピッチでプレーしたい、と何度も思っていた。サッカー好きで本気でやってた人はやはり思う人はちらほらいるだろう。

 

 さて生活であるがまぁとにかくサッカーの自主練ばかりしていた。

 高校に簡単に戻る必要がなかった理由。携帯を持っていなかった。細かく書くとあれだがまぁあっても大して使わないからいいか、ぐらいの気持ち。また実際高校を辞めた後、前から考えていたわけではないが僕に連絡をしてくる手段は家電くらいしか実際ないわけである。これはでかい。

 

 地方だったため仕事も都心のように大してあるわけではなく、目星がつくとしたらコンビ二の店員程度。ここも割愛するが25,26様々なバイトに応募したがクソほど落ちた。最終的にセブンイレブンで雇ってもらった時はマニュアルに沿って大きな声で社訓を毎日唱えるのが変な宗教のように感じ1時間半でやっぱりやめます、といいやめる。ローソンでも1度雇ってもらったが20代か30代の女性の店長がイマイチ好きになれず1度指示された内容のことと別のことをしたら......最終的にやめたほうがいいとマネージャーに言われ、30近く面接を受け全て落ち、最後の砦だったため休憩室でマネージャーの前で1分くらい全力で泣き人生終わったと思った。別に髪も染めてないしピアスもしてない。最初のバイト普通に落ちたと、父に話したら父が学生の頃余裕でバイト何十種類かしたことある、と言われていたため(後で東京での話だったことに気づくが)当時は自分の不甲斐なさがたまらなく辛かった。